いちじくにカビが生えていても食べられる?白・黒・緑の見分け方と安全な対処法


秋の味覚として人気の高い「いちじく」。その独特の甘みと食感は格別ですが、非常にデリケートな果物であるため、購入してすぐにカビのようなものを見つけて驚くことも少なくありません。

「これって食べても大丈夫?」「カビの部分だけ取ればいいの?」と迷っている方へ。この記事では、いちじくに付着する白い粉やカビの正体、色別の危険度、そして食べられるかどうかの判断基準を徹底的に解説します。

デリケートないちじくを安全に美味しく楽しむための、家庭で役立つ保存知識を身につけましょう。


いちじくの「白い粉」や「白い塊」はカビじゃないかも?

いちじくの表面や、お尻の割れた部分に白いものが見える場合、すべてがカビとは限りません。まずは以下の2つの可能性を確認しましょう。

1. 糖分が結晶化したもの(ブルーム)

完熟したいちじくは、糖分が表面に浮き出て白く粉を吹いたようになることがあります。これは「ブルーム」と呼ばれ、鮮度が良く甘みが強い証拠です。全体的に薄く粉を吹いている場合は、全く問題なく食べられます。

2. いちじくの乳液(フィシン)

いちじくの茎や皮を傷つけた時に出る白い液体が固まったものです。タンパク質分解酵素を含んでおり、食べても害はありませんが、肌が弱い人は触れるとかぶれることがあるので注意が必要です。


要注意!色別に見るカビの種類と危険度

一方で、明らかにふわふわとした毛が生えていたり、異臭がしたりする場合はカビの可能性が高いです。色によってその性質が異なります。

白カビ(ふわふわした綿状)

最も見かけやすいタイプです。表面だけに少し付着している程度であれば、その部分を大きく取り除いて加熱調理(コンフィチュールなど)に回すことも可能ですが、内部まで菌糸が入り込んでいることが多いため、基本的にはおすすめしません。

黒カビ・緑カビ(斑点状)

お尻の開いた部分から内部に侵入しやすいカビです。これらはカビ毒を産生する可能性があるため、見つけたら食べるのを控え、廃棄することを強く推奨します。


「カビが生えたいちじく」を食べてはいけない理由

「カビの部分だけ切り取れば大丈夫」と考えるのは危険です。いちじくは水分量が多く、組織が非常に柔らかいため、目に見えるカビの裏側では、目に見えない「菌糸」が果肉の奥深くまで根を張っているからです。

  • カビ毒のリスク: 加熱しても死滅しないカビ毒が含まれている場合があります。

  • 食中毒の恐れ: 腹痛、下痢、嘔吐などを引き起こす原因になります。

特にお子様や高齢者、胃腸が弱い方は、少しでも怪しいと感じたら口にしないのが鉄則です。


いちじくが腐っている時のサイン(見分け方)

カビ以外にも、以下のような状態になっている場合は傷みが進んでいます。

  • 酸っぱい臭いがする: 発酵が始まっており、酸味やアルコールのような臭いがします。

  • 触るとブヨブヨしている: 指が簡単に沈むほど柔らかく、汁が出ている状態です。

  • 変色している: 果肉が茶褐色に濁り、ドロドロに溶けている。


いちじくをカビさせない!正しい保存テクニック

いちじくは「鮮度が命」です。買ってきたその日のうちに食べるのがベストですが、保存する場合は以下の方法を実践してください。

冷蔵保存(1〜2日)

1つずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ。重なると重みで傷むため、並べて置くのがコツです。

冷凍保存(約1ヶ月)

食べきれない場合は冷凍がおすすめ。皮を剥いて1つずつラップに包み、フリーザーバッグに入れます。半解凍の状態でシャーベットのように食べると絶品です。

加熱して保存

少し柔らかくなり始めたら、砂糖と一緒に煮詰めてジャムやコンポートにしましょう。糖度を高めて加熱することで、保存性が格段にアップします。


まとめ:少しでも不安なら「食べない」のが正解

いちじくは非常に足が早い果物です。白い粉が糖分であれば美味しくいただけますが、毛が生えていたり、異臭がしたりする場合は、健康のために諦める勇気も必要です。

購入する際は、お尻の部分までハリがあり、カビや傷がないかをしっかりチェックしましょう。そして、手に入れたらすぐに冷蔵庫へ。デリケートな果物だからこそ、正しい知識を持って、一番美味しい瞬間に楽しんでくださいね。

次は、お手元のいちじくが「ブルーム」なのか「カビ」なのか、明るい場所でもう一度じっくり観察してみることから始めてみませんか?

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